始めまして
最終日だったのであまり期待をしていなかったのですが、展示品の中にひときわ黒々と目を引くお抹茶茶碗がありました。
がっしりと大きくて、ぶ厚く力強いのに、その形は繊細でした。
箱の表書きには, “ 何を求める。風の中行く”。
一目ぼれでした。 値段は、一万円もしなかったと覚えていますが、それでも子育て中の主婦としては思い切った買い物でした。
表書きが、山頭火の有名な俳句だと知ったのはもっと後のことです。

“ 何を求める。風の中行く”。

以来元旦に、このお茶碗でお抹茶をいただくのが我が家の習慣となりました。
夫亡き後、息子たちは必ずしも帰って来れるとは限らないので、一人寂しく(?)楽しんでいます。
日々の暮らしには、いろいろな風が吹いてくる。どんな風が吹いても、しなやかに楽しんでいたい。
以上ブログの名前の由来です。
そうそう、次の元旦は、にぎやかなことになりそうです。
長男が、初めてお嫁さんを連れて、お正月を過ごしに戻ります。
このお茶碗でお抹茶をみんなで楽しみましょうか。美味しい花びら餅でも用意して。
旅と音楽と読書、主に海外ミステリーが好きな、アラカンです。どうぞよろしく。
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