欧州のジレンマ

2016/03/23
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春の日差しを浴びて、キッチンの窓に置いた豆苗が再び芽を吹きました。

今月はじめ、スーパーで買って根元2センチくらい残してざっくり刻み、食べてしまった残りです。

           キッチン1

    そのまま捨てるのがためらわれて 水を張ったお皿に入れておいたら・・・こんなに!\(^o^)/
           豆苗

      もう2~3日育てて、ナムルにでもしようかな。♪

     
      


さて、「イスラム化するヨーロッパ」(三井美奈著 新潮新書)と言う本を読み終えました。

この本を手に取ったのは、十数年前に感じた疑問が、そのままタイトルになっていたからです。


十数年前、T町の教育委員会から、ALTのお世話を頼まれました。

ALT とは、 AssistantLanguageTeacher 小中学校で英語を教えるお手伝いをする,外国語指導助手のこと。


お世話したのは、ルーシーさんという、人懐こい、はつらつとした若いイギリス女性です。

私の役目は、担当の教育委員会Yさん(20代女性)と共に、ルーシーさんが日本の生活に馴染むように、公私に渡ってサポートすることでした。

 
イギリスに帰国して1年後、地元の高校の教師として勤めるルーシーさんからの誘いに応じ、Yさんとイギリスを訪問しました。


ルーシーさんの地元は、ハリファックス。イングランド北部、ブロンテ姉妹で有名なウェストヨークシャーに位置し、湖水地帯の近くでもあります。

観光地めぐりの他、ルーシーさんがお勤めする高校を半日見学、授業にも参加させていただきました。


その高校見学で驚いたのは、 移民の生徒の多さでした。

ルーシーさんの受け持つ授業は、20人の生徒がいて、ほとんどが移民の生徒でした。



きれいなサリーを身に着けたインド人の少女、黒いベールをかぶったイスラムの少女たちもいます。
民族衣装を身に着けていなくても、名前や外見から中東出身だとわかる少女や少年たち。白人の少年少女は3~4人だけでした。


別の教師が、移民の生徒に英語を教える授業も見学しました。

当然ながら生徒は全員移民です。 その半数以上がイスラム圏からです。

そういえば、空港売店でも、コンビニ風のお店でも、パブでも、一目でイスラム圏からの移民とわかる人々が、大勢働いています。

何代にも渡って守られた、貴族の私有地を開放している静かな公園では 移民の家族が、ピクニックをしている光景がみられます。


育んできた文化を気前よく差し出しているような気がして、ヨーロッパの懐の深さを感じました。


昨日、押し寄せる移民に欧州が限界だと悲鳴をあげている・・と言うニュースが報じられました。

十数年前の当時でさえ、多いと感じた移民の人々の数です。今は、どんなに多く感じるでしょう。

戦火を逃れてくる人々を、受け入れないのも心苦しいことです。



「イスラム化するヨーロッパ」には、フランス、ドイツ、イギリス、北欧などの移民政策のそれぞれの変遷と、ホームグロウンテロリストの出現について、わかりやすく書かれています。  

次回もう少しこの本について触れたいと思います。(えらそうですが・・・)

こうして書いているときに、ベルギーのテロを伝えるニュースが入ってきました。Σ(゚□゚(゚□゚*)

私などが気を揉んでも何の解決にもなりませんが、この先どんな展開になるのか・・・心配です。

読んでいただき、ありがとうございます。
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gin
Author: gin
旅と音楽と読書、主に海外ミステリーが好きな、オーバー60。横浜、札幌、秋田に暮らし、昨年、孫のお世話をしに名古屋にお引越し・・・・職場復帰も果たし、気が付けば、しっかり名古屋ライフを楽しむ日々。

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