文化の日に文化のみちを歩いたら・・・ 3

文化の日に参加した「輸出陶器産業の面影を訪ねて」ツアーのおかげで、
お散歩の度に気になっていた、あれやこれや不思議な場所の謎が解けました。
あれやこれや




名古屋の東区は、陶磁器で栄えた町で、
陶磁器で財を成した方たちの邸宅が残されています。
ツアーは、これらの邸宅から始まりました。
輸出陶磁器商の井元為三郎が、大正末期に建てた邸宅

明治29年、森村組(今のノリタケ)が全国から絵師を集めて、
この地区に陶器の上絵付工場を建設しました。(敷地面積3,600坪、工員1,000人)。
昭和9年当時には、上絵付け工場の数は600以上になり、従事していた人は約14,000人。
何ヵ所か残っている古い長屋風の建物は、絵付け職人の集合住宅でした。


お散歩の時に通りかかる大きな公園は、絵付け工場の跡地。


戦前は、日本の輸出の陶磁器約8割が、この地区で絵付けされていたというから驚きです。
散歩のたびに 何かしら と思っていたこれも↓わかりました。

家が火事にならないよう、屋根の上に祀られていた屋根神祭神。
今は下ろされ各家の前に祀られているのだそう。他県にはあまり例がないのだとか
マンションの前や、道端に残っている木造の門や、古い塀は・・・
江戸時代は3百石ぐらいの武家屋敷が多くあった地区なので
その武家屋敷跡の門や塀だそうです。

コースの最後、陶磁器会館では明治時代からの海外輸出用の陶磁器がコレクションされ、
GHQ占領下に作られた(occupied Japan)の印がある陶器の人形や、
光にかざすと、芸者さんの顔写真が浮かび上がるカップなどが販売されています。
陶磁器で繁栄した街を堪能したツアーでした。
この日は野菜を買うのにお財布を開けただけ・・ (〃▽〃) 節約ミッション成功!
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ツアー参加のAさんは、30年ぶりに東京から名古屋に戻られたばかり、私と同年代。
高校時代の同級生で、この地区のボランティアガイドのBさんに誘われたそうです。
そのAさんと一緒に参加されてた、他の地域でボランティアガイドをしているCさんが、
30年ぶりに戻られたAさんと 6月にお引越したばかりの私のために、
12月初旬、Cさんの地区でのガイドツアーの予定を組んで下さいました。
名古屋をもっと知るチャンス p(*^-^*)q 楽しみだ!