晩秋の廃線歩き・・・愛岐トンネル群
「防寒対策しっかりね!懐中電灯持参、トンネルの中を歩くからね・・・」と言われ、
人気のない山道や暗いトンネルを、バックパックを背負って歩く姿が目に浮かびました。
熊避けや遭難用のチョコレートいるかな? (=∀=) 生きて帰れるかしら
ちょっとドキドキして、待ち合わせたのは 現JR中央線の定光寺駅。
駅前には庄内川

崖淵にある細いホームに降り立つと・・・同じ電車から、まあ、降りる降りる・・
老若男女、赤ちゃん連れ、狭いホームは人でいっぱいになり、身動きできません。
普段は無人駅ということですが、数人の駅員さんがスピーカー片手に
「ホームから転落しないようご注意ください!」 熊に遭難・・ (〃▽〃) 杞憂だ・・
最初は3号トンネル。赤レンガの見事な馬蹄形。

1900(明治33)年 名古屋~多治見間に、旧国鉄中央線開通
単線だったため戦後の高速・大量輸送時代に対応でず
1966(昭和41)年 高蔵寺~多治見間の軌道と13基のトンネル群が、廃線となりました。
レール、枕木は撤去。廃線路は茂った藪の中に埋もれ、 人々の記憶から忘れ去られ・・・
・・・・・40年が過ぎました。
トンネルを出ると晩秋の風情。

廃線路に沿うよう,崖下には庄内川

2005(平成17)年、
現中央線勝川駅にあった明治の赤レンガ製プラットホームを、撤去することになりました。
この赤レンガを町おこしに再活用しようと開催されたイベントで、
地元の古老が、定光寺駅付近に赤レンガのトンネル群が あったことを思い出しました。
トンネルを抜けると幻想的な風景が・・・

昔、トンネルがあった・・・
その話がきっかけとなって、トンネル群の探索が始まりまり・・・
数か月後、やっとトンネルにたどり着きました。
途中に見事な竹林も

「40年間藪の中に眠っていた トンネルを目にした時の胸の震えるような感動は、
今でも古参会員の間で語り草になっています。」
(愛岐トンネル群散策マップより)
公開されるのは3号4号5号6号の4基

トンネルとトンネルの間では、手作りお菓子やお弁当が売られています。
500㎖のペットボトル麦茶が100円 安い!
眺めの良い場所に、テーブルや椅子が置いてあって、
山歩きというより、ハイキング気分です。
40年間に、トンネルの前で成長した木

秋晴れの一日。楽しい時間を過ごしました。
地元の方の温かいおもてなしも心に残りました。
落ち込むことが多かった11月ですが、終わりよければすべてよし・・・
…ということにしておこう。そうそう、素敵なコンサートにも行きましたよ・・・
時系列が前後しますが、それは次回にね・・・

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