15周年・・・二葉館
2020/02/19
名古屋市「文化のみち二葉館」は、2005年2月8日に開館し、今年15周年を迎えました。
先週15周年を記念して、この館の女主であった貞奴さんゆかりの品々が、展示されていました。
普段は非公開だったり、各務原市の貞照寺でしか見られないものばかり・・・
貞奴うつつ彩展

二葉館は、木曾川に7つの発電所を建設した福澤桃介氏と
そのビジネスパートナーの川上貞奴さんが、大正9年から15年まで暮らした家です。
電気を作り売り出すため、経済人や海外からの技術者を接待した名古屋の拠点でした。
大広間にあるステンドグラス 「 初夏 」 当時のオリジナル

館内には4枚のステンドグラスがあり、一番大きい「初夏」は
某新聞社のステンドグラスランキングで、全国第6位に選ばれました。
「踊り子」 こちらは、本物は行方不明…レプリカです。

人目につかぬ場所に飾られていた、「龍田川」 オリジナルです
福沢家の家紋紅葉と、川上の川のデザイン

日本橋一の芸者と言われた貞奴さんは、貢献が伊藤博文、時の総理大臣です。
最初の夫川上音二郎氏は、「オッペケペー節」で一世を風靡した興行師・新派劇の創始者。
貞奴さんは、アメリカ興行、パリ万博で女優として舞台に立ち、人気を博し
ピカソ、ロダン、ドビュッシー、アンドレジイド など芸術家に絶賛されます。
フランスでは、オフィシェ・ダ・アカデミー勲章を受章しました。
その時代の脚本写真もあります。




音二郎氏が無くなって7年後、女優を引退、桃介氏の電気事業をささえます。
自らも川上絹布を経営、女工員たちに制服を作り、勤務体制を整え、
就業時間の合間にテニス、お花、和裁などの習い事をさせるなど、
女工哀史とは正反対の待遇で、女工員を雇い入れました。
川上絹布の青い掻い巻き、桃介氏のために編んだ靴下など・・・




貞奴さんと桃介氏については、様々なエピソードがあるのですが・・・・
後はどうぞ、二葉館を訪れてお尋ねくださいね。 (*´▽`*) 私もいるかも・・・
最近は、知ったかぶりのガイドの話題ばかりですが・・・
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来週、お嫁さんと孫の〇っくんが、鹿児島へお引越しします。
最近は、膝にちょこんと座って、絵本を読んだり、「グランマ大好き!」 と抱きついてきたり・・・
寂しくなるな~ (´-`*)