あいち国際映画祭2023…備忘録

2023/09/26
映画・演劇 0
毎年楽しみにしているあいち国際女性映画祭は、世界の女性監督作品や女性に着目した作品が集められています。

今年度は全37作品が上映され、その中で世界初公開が1作品、日本初公開4作品、愛知初公開9作品でした。

毎年見たい映画ばかりで、選ぶのに苦労します。予算の都合もあるし・・・ (*ノ∪`*) シニア割はないし・・・


私が見たのは4企画6作品。 小澤雅人監督の短編3作品はすでにご紹介しました。


今日は、残り3作品をご紹介しますので、興味がある方は、ご覧くださいね。

「『テルアビブ・ベイルート』
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とっても重い映画でした。第5次中東戦争でレバノンにイスラエル軍が駐在していた時代、

ある新婚のイスラエル兵士の家族とイスラエル軍に協力したレバノン人の家族の20年を描いています。

戦争が身近ににあるというのに、学校に通う子供たちがいて、市場に買い物に行く人たちがいる。

その中で起こる悲劇が淡々と描かれ、ラストの悲しい結末と結びついていきます。



映画終了後、イラン人の方の講演があり、日本人との視点の違いなどが感じられ興味深かったです。

中東の事情は複雑すぎてよくわからないことが多いですが、少しだけ理解が深まった気がします。



『 ピアノの魂 』

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日本初公開のドキュメンタリー。

今はもう存在しないアーノルド・フィビガーのピアノ工場の歴史が、


古いフィビガー製のピアノを修復作業する様子と並行して語られます。


特に創設者の息子グスタフ・アーノルト・フィビゲル三世が、


第2次世界大戦前後に不遇の時代を過ごしながらも


ピアノ制作と制作者の人材育成に情熱を注いだことが、彼とかかわる人々によって証言されます。


修復が終わったピアノが演奏され、その素晴らしい音を聞いた時、

修復にかかわっていた男たちが全員グスタフ氏の指導を受けた教え子たちだったという事実を知った時、、


不覚にも、思わず涙ぐんでしまいました。 60分の短いドキュメンタリーですが、おすすめの映画です。。


またまた長くなりました。最後の1本は次回に・・・



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gin
Author: gin
旅と音楽と読書、主に海外ミステリーが好きな、オーバー60。横浜、札幌、秋田に暮らし、昨年、孫のお世話をしに名古屋にお引越し・・・・職場復帰も果たし、気が付けば、しっかり名古屋ライフを楽しむ日々。

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