2016
02.20

旅は道連れ  その2

Category: 読書
さて、旅は道連れ。続きです。 
帰路の飛行機で、偶然隣り合った彼女は、ライトノベル作家で、ペンネームを朝戸麻央さんといいました。

帰国後、早速彼女の著書を手に入れました。
まったくの好奇心からだったのですが、読後すっかりファンになってしまいました。

架空の設定やストーリーは、確かに10代向けライトノベルです。
(タイトルやイラストも…)

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ですが、さりげないロマンスやユーモアは大人の読者も十分楽しめます。

質の良い児童文学を現代的にアレンジして、お行儀のよさを品良くちょっとはずした感じです。
アニメの原作を読んでいるよう。
と言うか、アニメにしたら面白そう。

ストーリーテラーで、何より言葉の使い方が真摯です。

「ライトノベルの読者は、読むことの面白さを知り始める年齢なので、言葉の使い方を気をつけています。
極力外来語は避けているんですよ。
日本語のよさを知ってもらいたいから。」とは,彼女の弁。

その朝戸さんが、昨年新刊を出版しました。

「妖怪センセの京怪図巻ー祇園祭にあわいは騒ぎ」(富士見L文庫)です。

                   asadomao3.jpg


あわいとは、間 のこと。
人間の心のありようを知るのが人間だけでは寂しいから、
「さみしい」の隙間を埋めるために存在している、
 あわいのもの=妖怪。
 
あわいのものが視える女子高生、瑞樹。
やはり視える従兄、古書店の店番兼妖怪絵師、多聞。
現代版の付喪神、マスコットのような衣笠さん(なかなか良く活躍します)

人の心が生み出したり、引き寄せたりする妖怪に憑かれた人々を3人(2人+1匹?)が助ける話です。

おどろおどろしい妖怪退治の話ではありません。
それどころか、随所に京都の町の日常の薫りがします。

京都で生まれ、暮らしている京女の朝戸さんだからこそ書ける京都の話です。

ろくしょうさんのイラストも、お話にぴったり。


「ひとは、勝手に救われるんだよ。…中略 
占いやおまもりに救われることだってあるかもしれない。
でもそれは『手助け』してもらっているだけで、みんな最後は自分で自分を救うんだ。・・・」
・・・多聞さんかっこいい!



働きながら書いている彼女の次の作品が、とても楽しみです。



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